ペルーにとっての7月28日はとっても重要な意味のある1日。
1821年7月28日。
この日にペルーの独立が確立し、ペルー共和国が誕生したという歴史があります。
このため7月のペルーは祝賀ムード。
毎年28日と29日が祝日になっているんです。
ということで今回は、
『ペルーの独立記念日』にルーペ!!
ペルーの独立記念を祝う祝日
ペルーの独立記念日とは
ペルーが独立した記念日である7月28日。当然ながらその記念日をお祝いするものですが、国民の祝いはそれ以上の意味を持ちます。
ペルー国民がお祝いするのは、
国の誇りであり、世界的に有名なペルー料理の誇りであり、生物多様性や文化、人種、言語、人々についてなんです。
そしてもちろん、海岸地帯、山岳地帯、森林地帯のもつ自然の豊かさや各地域の伝統的なダンスや音楽についても祝われます。
ペルーのあらゆるものがお祝いの対象なんですね。
ペルーを知りたかったらこの日に行けば色んなことが発見できそうです。
祝日の過ごし方
ではペルー国民は、この祝日をどのように過ごしているのでしょうか?
それは国内旅行です。
この連休中、国内を旅することが習慣となっているのです。
これは日本人にとってのゴールデンウィークみたいなものですね。
海外旅行者にとっても同様、この連休中のペルーは多くの旅行者で賑わいます。
日本でもちょうど夏休みに入ったばかりのこの時期は旅行シーズンですし、ペルーに海外旅行するには良い時期ですよね。
国のいたるところでさまざまな伝統的なお祝いが催され、最も美しいとされている時期のひとつなんです。
では各地でどのようなお祝い行事が行われているのか、見てみましょう。
リマ
ペルーの首都ですね。日本でいう東京にあたるので普段は多くの人で賑わっているリマですが、この時期は国内旅行でリマを離れている人も多く、普段とは違った街の静けさを楽しむことができるようです。
首都だしお祝いの中心地となって人混みが凄いのかな~と思いきや、実は違うんですね。
ちなみにリマでは伝統的で有名な軍事パレードが行われます。
リマからそれほど遠くに行きたくない場合は、車で3時間のパラカス市がオススメ。美しいビーチと素晴らしい自然保護区があります。
アレキパ
アレキパでは美食を楽しむことができます。
近年の7月27日には、Ciudad Blanca(白い街)で「ペルー料理の夜」が祝われているんですよ。
クスコ、プーノ
ペルーの代表的な観光スポットであるクスコやプーノ。
やはり多くの人が集まるようで、この祝日に最も訪問者が多いとされる都市のひとつになっています。
どちらの都市も、それぞれの地域の伝統を用いてメイン広場でのパレードや料理、衣装、踊りが行われています。
独立記念日の5つの伝統
ペルーでは、7月の独立記念日を記念した5つの伝統があります。
ペルーバッジの着用
ペルーの国旗をモチーフとしたバッジ。このバッジが祝日の間、主に公的機関で使用され、敬意を表する意味合いで胸の左側に身に着けられています。
軍事パレード
独立記念日を祝うペルーの軍隊大軍事市民パレード。
この式典のお祝いのパレードを行うのは国家警察と国の軍で、ゲストととして共和国大統領が招かれます。
学校のパレード
各都市に国家の独立が国のに値することを名誉と尊敬を示すために、国旗色を用いて学校パレードも開催されます。学校などの生徒たちによるパレードです。
旗揚げ
法律(第15253.3号)に基づいた義務により、7月27日から30日までの午前8時から午後6時までの間、すべての私有建物で旗の使用が義務付けられています。
この義務を遵守しない場合には罰金刑を課せられます。
観光
政府は、通常7月28日と29日の前後を休日に変更する等の調整をして、独立記念日前後は通常4連休程度の大型連休として祝日を過ごします。その為、ペルーの人々は家族と一緒に観光地で数日間楽しむことを奨励されています。
ちなみに2020年の今年は、COVID-19の感染拡大を防止するために大統領命令により、7月28日の1日だけが独立記念日にかかる祝日となりました。
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