ペルーには日本では見ることができないような巨大な滝があります。
海外サイトですが「World Waterfall Database」といって、全世界で発見されている滝についてのデータを細かく記録されている面白いサイトがあります。
国別など色んな角度からデータを閲覧することができるのですが、
今回はその中で”ペルー”の滝についての情報を厳選。
ということで、
『ペルーの滝』にルーペ!!
それでは、ランキングトップ3の滝をご覧ください。
ペルーの滝 ランキングトップ3(2020年9月時点)
ペルーで高い滝はどこ?
高さランキングトップ3(World Waterfall Database調べ)をご紹介いたします。
ちなみに高さというのは、滝が落ち始める地点から滝壺に着地するまでの長さのことです。
【第3位】ゴクタの滝/高さ771m
ペルー北部。リマから約700kmほどの場所に位置するアマソン州ボンガラ郡コカチンバにある「ゴクタの滝」が第3位にランクイン。
コカチンバ?
と、いきなりあまり馴染みのない名前が出てきましたが、紀元後800年~1470年ごろまで栄えたチャチャポヤス文明の中心地であったチャチャポヤスから車で1時間半ほどの小さな村です。
ゴクタの滝の概要
スペイン語表記:Catarata de Gocta
住所 :Cocachimba ,Bongará , Amazonas
標高:1,830m
ゴクタの滝の特徴→2段階になっている
ゴクタの滝は、写真からもわかるように2段階の滝になっています。
上段231m
下段540m
トータルで全長771mの滝ということなんですね。
第3位といっても日本の滝とは比べ物にならない大瀑布。
全世界では17番目に高い滝です。
ゴクタの滝を見る方法について
では、この大きなゴクタの滝。見学することはできるのでしょうか?
はい、しっかりと観光コースがあるのでご紹介。
定休日:年中無休
入場料:S/. 10.00
リマから飛行機と車で見学スタート地点へ
まずはリマ・ホルヘ・チャベス国際空港からチャチャポヤス国際空港まで飛行機で移動。
そして、車で約1時間10分(47km)ほど走行すると、コカチンバという村に到着します。
このコカチンバ村が、観光コースの出発地点。
見学コース(所要時間:5~6時間)
往復で約5~6時間(個人差あり)のトレッキングで滝壺を見学できるコースです。
体力にあまり自信がない人でも、馬をレンタル(S/. 40.00)して、途中まで乗馬で向かってあとは自力で徒歩約40分という選択肢もあります。これならラクに滝壺まで行くことができますね。
国鳥アンデスイワドリを発見できる
自然に囲まれたトレッキングコースではペルーの国鳥であるアンデスイワドリを発見する楽しみもあります。
ゴクタの滝の観光ベストシーズン
安全に見学するならベストシーズンは乾季の6月~9月。
ちょっと頑張って美しい滝が見たい!という人には雨季1月~3月がおすすめです。
雨季は滝の水量も増えて山々が緑に覆われるので、一段と美しい滝の景色を見ることができると言われています。
でも、くれぐれも記念撮影をする際には安全第一で。足元に気を付けてお楽しみください。
第2位.【896m】ユンビジャの滝/Catarata Yumbilla
第2位にランクインしたのは、
アマソン州ボンガラ郡クイスぺスというところにある「ユンビジャの滝」。
3位のゴクタの滝からは約35kmほど北に位置します。
その高さは896mを誇り、なんと世界でも4番目に高い落差の大瀑布なんですよ!
ユンビジャの滝の概要
スペイン語表記:Catarata Yumbilla
住所 :Cuispes ,Bongará , Amazonas
標高:1,690m
ユンビジャの滝を見る方法について
ユンビジャの滝にも見学コースがあるので、観光することができます。
定休日:年中無休
入場料:S/. 10.00
見学コース(所要時間:2時間30分)
ユンビジャの滝の見学のスタート地はクイスぺス村です。滝壺まではアマソン州の森林地帯の大自然を堪能できる約2時間30分のコースです。
滝の名前は”恋心”
クイスぺス村の住民によると、ユンビジャの滝の名前は”恋している心“を意味します。
その通り、美しい風景に恋するような体験ができるでしょう。
アンデスオオハシやアンデスイワドリを発見できる
トレッキングコースではアンデスオオハシやペルーの国鳥であるアンデスイワドリなど、様々な鳥類を発見できます。
滝壺で遊泳できる
ユンビジャの滝の滝壺では、なんと遊泳することができます。
こんな大自然の滝水に浸かるなんて気持ちよさそうですね。
ユンビジャの滝の観光ベストシーズン
ユンビジャの滝のベストシーズンは、乾季の5~10月。
水温はやや冷たいですが、乾季の森林地帯ならではの暖かい気候により、気持ちよく遊泳ができます。
第1位.【914m】ラス・トレス・エルマナスの滝/Catarata Las Tres Hermanas
栄えある第1位の高さを誇る滝は、フニン州のオティシ国立公園内にある「ラス・トレス・エルマナスの滝」です。
このエリアは森林地帯なのですが、オティシ国立公園内のアシャニンカ共同保護区というところに滝はあります。
滝の落差はなんと914m。世界ランキング第2位の座を獲得している滝なんです。
幅は12メートル
流量は約1 m3 /秒
滝口の標高は1,840m
滝壷の標高は946m
と様々な数値を並べてみましたが、これはとにかく凄いということです(笑)
大迫力間違いなしなので一見の価値ありですね!
ラス・トレス・エルマナスの滝の概要
スペイン語表記:Catarata Las Tres Hermanas
住所 :Reserva Comunal Asháninka ,Parque Nacional Otishi , Junín
標高:1,840m
アクセス:リマからオティシ国立公園まで車で約11時間9分(565km)
Las Tres Hermanasという名前は三姉妹を意味する言葉。
ですので、”三姉妹の滝”という何とも可愛らしい愛称のある滝です。アシャニンカ共同保護区内にあるクティヴィレニ川流域に到達するまで、三段瀑となっている滝の構造が由来して、このように名付けられたそうです。
ラス・トレス・エルマナスの滝の見どころ
森林地帯ということで、なんといってもその大自然は必見です。
滝があるのはオティシ国立公園内ですが、この国立公園自体がすごくて、305,973ヘクタールという広大なスケールをもつ自然保護区なので見どころたっぷり。公園を見学しながら、ついでにペルー第1位の滝の見学もできてしまう。そんな一石二鳥という言葉にはおさまらないほどの、魅力あふれるスポットです。
オティシ国立公園は、フリン州とクスコ州の間のビルカバンバ山脈に位置します。
25の滝が点在している
オティシ国立公園内で見ることのできる滝は「ラス・トレス・エルマナスの滝」だけではありません。
その数なんと”25”もあるというから驚き。あっちにもこっちにも滝という感じでしょうか。
こんなマイナスイオンを浴びられる場所は、心身共に元気になれそうですね。
アンデスイワドリなど120種を超える鳥類
ジャングルにはオオハシなどの120種を超える様々な鳥類を見ることができます。その中で特に目を張るのはアンデスイワドリです。
ジャガーやピューマなど、多種多様な動植物
猿やジャガー、ピューマなどの多種多様な動植物も生息しています。
高さ67mを超える巨大なトンネルの石橋
この地域で最大の魅力のひとつでもある、クティヴィレニ川を渡るパビロンツ石橋を見ることができます。高さが67mを超える巨大なトンネルであり、幅63m、全長は約220mです。
ラス・トレス・エルマナスの滝の観光ベストシーズン
この地域は湿度が高く温暖な気候で、年間平均気温は25°Cを推移し、一年中緑豊かな大自然を堪能することができます。
ニッペパパの YouTube チャンネル
ニッペパパの YouTube チャンネルでも上記で案内した『ゴクタの滝』及び『ユンビジャの滝』を紹介しているのでご視聴ください。
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