「ペルーに移住することになりました。」
そんな話を友人らにすると
「ペルーってどこ辺にあるんだっけ?」
「南米だっけ?」
「どれぐらいで行けるの?」
「気候ってどうなの?」
「標高は高いの?」
「時差ってどれぐらいなの?」
などなど。さまざまな質問が飛び交います。
「ブラジルに移住します。」
とかより、きっと生活するイメージが浮かばないんですよね。
実際、あまりメディアでペルーの話を聞くことは少ない。
あまりニュースを見ない人だと、いまだに国境が閉鎖されていることを知らないということも多いので、その話をするとたいがい驚かれます。
でも、ペルーは南米でブラジル、アルゼンチンについで3番目に大きな国。
そして日本との関わりもとっても深い国。
昨年(2019年)の「日本人ペルー移住120周年記念」の式典には秋篠宮家の長女眞子さまが出席されたりもしました。
美食ランキングでも1位だし。
もっと知られていてもいいんじゃないか!?ペルー。
ということで、
今回は『ペルー共和国の地理』にルーペ!!
ペルーの地理についてご紹介いたします。
ペルーに隣接している国はどこ?
まず、ペルーはどの辺にあるのか。
皆さん、すぐに思いつきますか?
それぐらいはわかるよ~なんて人もいるかとは思いますが、
ペルーの場所にちなんだクイズ!
Q.ペルーに隣接している国を全て挙げよ
エクアドル・コロンビア・ブラジル・ボリビア・チリ
この5つの国がペルーに隣接しています。
どうでしたか?
南米ということを知っていれば3つぐらいはすぐに出てきそうですが、
全てとなると難しかったのではないでしょうか?
ペルーは海に面している国なのですが、
隣接している国も多いんですね。
ペルーの形は何かに似ている!?
では、皆さんはペルーの地図を見た時、何かを感じたことはあるでしょうか。
ニッペママが初めてペルーの地図を目にした時にはこんなことを思いました。
「この形って〇〇県に似ている!」
Q.さて、〇〇県とはどこのことだか分かりますか?
それは千葉県です。
ちょっと遊び心でこんな絵を書いてみましたが。
こうして2つを並べてみると、ほら!
ちょうどペルーの地形を左右反転させると千葉県にそっくり!
まるで兄弟のようじゃないですか?笑
ペルーと千葉県ということで、
ニッペママとニッペパパの出身地なのですが、
偶然にも地形が似ているなーと思ったのです。
そんな親近感を抱く発見がありました。
これで世界地図でペルーの場所を聞かれても、
みなさんも見つけることができますね。
3つのエリア「コスタ」「シエラ」「セルバ」
海あり山あり砂漠ありジャングルあり・・・
そんなペルーの地形は3つのエリアに区分できます。
このエリアによって、自然や文化の特性に大きな違いが見られるんです。
下のイラストは、わかりやすいように3つのエリアにイメージカラーを塗ってみたものです。(黄色=砂漠、黄緑=アンデス山脈、深緑=ジャングル)
COSTA(コスタ)
長さ約3000kmの海岸砂漠地帯をコスタと言います。
国土の約10%を占めています。
SIERRA(シエラ)
アンデス山脈が連なる山岳地帯をシエラと言います。
国土の約30%を占めています。
SELVA(セルバ)
アンデス山脈の東斜面に広がる熱帯多雨林をセルバと言います。
国土の約60%を占めています。
このセルバに位置するミスミ山に、世界三大河川であるアマゾン川(全長6,516m)の水源があるんです。
アマゾン川がペルーから始まっていたとはすごい!
ペルーの気候について
ペルーに気候も主に3つのエリアによって違う特徴があります。
コスタの気候
地域によって違う特徴があります。
- タクナからピウラまで:温暖な気候
【冬(4月~10月)】穏やかだけど湿度が高く霧が厚い
【夏(11月~3月)】霧がほとんどなく気温は30℃に達する。
- ピウラからトゥンベスまで:暖かく乾燥した気候
【12月~4月】特に高地大雨が多く、平均気温は24°C。
シエラの気候
シエラには2つの季節があります。
【夏(4月〜10月)】日中は晴れて夜は寒い。雨はほとんど降らない。
【冬(11月〜3月)】頻繁に激しい雨が降る。気温は日中24°Cに達することもあり、夜はマイナス3°Cまで下がるため、1日の気温差が激しい。
セルバの気候
セルバにも2つの季節があります。
年間を通じて湿度は非常に高いという特徴があります。
【雨季(11月〜3月)】雨季という名前の通り、降水量が多い。
【乾季(4月から10月)】5月~8月(気温が8℃~12℃に下がる)は、時折cold snaps(突然な寒波)やsurazos(冷たい極気流)という気象現象が起こります
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