Peru北西部:メガネグマが有名な観察学習スポット【チャパリ共同体自然保護区】

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本日は自然が好きな人におすすめなスポット。

チャパリ共同体自然保護区にルーペ!!

その魅力を探ってみましょう。

チャパリ共同体自然保護区(La Reserva Ecolofica Chaparri)とは

ペルーで一番最初に自然保護区として認められたのが、この「チャパリ共同体自然保護区」です。

共同体保護区とは

自然保護区に指定されている私有地で、共同体(国や地方政府が管理する場所ではなく、地域の住民らによって構成されている)が管理している私有地のことをいう。

というわけで、地元チョンゴヤペの住民が管理運営しているこの自然保護区は、ガイドの活動も住民が分担して行っています。

チャパリの名前の由来

バタングランデとチョンゴヤペの村を隔てるチャパリ山にちなんで名付けられました。地元の人々は神聖の場所であると考えています。

チャパリ共同体自然保護区の特徴

この場所は、水が少ない場所でも育つ灌木(かんぼく)の森が広がる乾燥林という特徴があります。

灌木とは

低木の旧称で、生長しても高さが約3m以下の木のことを言います。

チャパリ共同体自然保護区の歴史

この保護区は、モチェ文化の崇拝の中心地でした。
ですから神聖な領土とも言われています。現在、この祖先の土地は今でも魔術師が儀式のために選んだ場所です。

モチェ文化についてはこちらの記事でも紹介しましたね。

そして2001年、サンタ・カタリーナのコミュニティと有名なペルーの野生生物写真家ハインツプランジ氏によって、この自然保護区が設立されました。(現地では共同体自然保護区のことを民間保護地域”ACP”と呼ぶようですね。)

それ以来、チャパリ共同体自然保護区はこの地域が所有する貴重な天然資源の保護を担当しています。

メガネグマを筆頭に多種多様な動植物が生息

メガネクマなどの希少な野生動物や、約122種類の植物、23種の哺乳類、21種の爬虫類、4種の両生類、5種の魚が生息しています。
また、この自然保護区を美しく飾るさまざまな薬用植物や他の生き物もいます。

保護区には、放棄されたり虐待されたクマを救済して繁殖させるプログラムがあり、可能であればクマを回復させ自然の生息地に戻すことを目的としています。

希少な野生動物の保護

メガネグマ、ピューマ、オオアリクイ、アンデスイタチなど

237種以上の鳥

ハジロシャクケイ、ハチドリ、コンドル、ハゲワシ、その他数種のワシ等

その他

フレンドリーなキツネ(1、2匹)、げっ歯類

チャパリ共同体自然保護区はどこにある?

チクラヨ県から東に60km。ランバイエケ州のチョンゴヤペ地区の北部に位置します。(チクラヨから車で1時間半)

メガネグマとは

南米大陸で最も大きいとされる熊。
まるで眼鏡を掛けているような模様をしているためメガネグマと呼ばれる。

チャパリ自然保護区でハイキング

ハイキング

最も人気のあるアクティビティはハイキング。
自然豊かなこの場所には散歩を楽しむことができるいくつかのルートがあります。
ストレス解消や心身の健康維持にも良いですよね。

ルート1:ワチュマルート

まず、カクトゥス・サン・ペドロとしても知られるワチュマルートを利用できます。このルートは、このエコシステムを維持する重要性を訪問者に示すことが目的。
また、このツアーの一環として、ガイドがこの広大な地域で見つかった薬用植物の紹介もしてくれ、植物の用途について学ぶことができます。

ルート2:パバス・イ・オソルート

パバス・イ・オソは「七面鳥」と「熊」を意味します。
このルートは、この2種の比類のない美しい生態の観察を目的としていて、注目を集めています。他、シカや沿岸キツネなどに出会うことができます。

前述のように、チャパリ保護区は、メガネグマやハジロシャクケイなどの希少動物の保護を目的としています。このため、これらの動物のためのレスキューセンターを所有しており、違法な捕獲からクマをリハビリする場所です。

この場所では、こうした生き残るのに苦労している動物の現状を通して、守る必要性について学ぶことができます。

その他のアクティビティ

ハイキング以外にも、サイクリングやマウンテンバイク、バードウォッチング、乗馬など自然を満喫できるアクティビティを楽しむこともできます。

春には蝶やハチドリなどの魅力的な生物を観察するのに最適。

チャパリ自然保護区へのアクセス

  • リマ→チクラヨ(直通)
    Transportes Via、Oltursa、Transportes Cromotex、Transportes Chiclayo、TERRAmovil Peruなどを使用。
  • チクラヨ→チョンゴヤペ(約2時間)
    別のバスに乗る必要があります。この時点から、ガイドと一緒に予約への転送を調整する必要があります。この素晴らしい自然の空間に到達するための道は16キロあります。

休息や宿泊におすすめなキャンプ場

チョンゴヤペの上の美しい環境にある非常に素朴なキャンプ場があります。
星空とリラックスした環境を楽しむ絶好の機会であり、休息に最適です。
ただし、より快適な滞在を希望する場合は、すべてのサービスを備えたキャビンの1つに滞在できます。

観光にあたっての情報(ご参考)

概要

場所:ランバイエケ
標高: 209メートル
環境:乾燥した森林
推奨される滞在日数: 2日
推奨される服装: コートと薄手の服、レインコート、帽子、長袖

その他注意事項等

•シーズン問わずいつでも観光オッケー(ただし10月から4月は雨季)
•環境にやさしい虫よけと日焼け止めを使用しましょう
•ガイドの指示に従い、動物の邪魔をしたり自然を汚さないこと
•許可なく動物に餌を与えないこと

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この記事を書いた人は

酉年生まれのアラフォーママ。
申年の夫と申年と戌年の息子がいる。

日本とペルーがモチーフのショルダーバッグがトレードマーク。中にはいつもルーペが入っている。

夫のいるペルーへ2020年4月に移住予定だったが、COVID-19の影響で国境閉鎖になり渡航できずにいる。

早く安心安全な生活が戻り、ペルーへ行けることを願っている。

→2020年12月、次男の熱傷事故により渡航は断念。日本で子供2人と3人だけでの生活に奮闘中。

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